結婚式にまつわる色々
せっかく6月なので、ウルティマオンラインでの結婚式について。
私が今までに参加した結婚式から推察すると、結婚式をGMサポートで行い、披露宴をプレイヤー主催のイベントとして行い、二次会はダンジョンで無茶な冒険をするという流れが一般的な結婚式スタイルのようです。
感覚的に中世ヨーロッパの結婚式スタイルというより、現代社会の結婚式に近いスタイルのような気がしたので、結婚式の今昔の違いや、結婚式のお約束の由縁について調べてみました。
■GMサポート結婚式のお約束
公式なゲーム内結婚についての見解などはこちら。
公式サイト ウェディングインフォメーション
結婚式場:

GMサポートでは、特に希望が無い場合はニュジェルンパレスで行われるようです。
日本でもヨーロッパでも昔は各々の家で、身分や財産に合った規模の結婚式を挙げていました。(王族や貴族はお城に住んでいるので、自分の城が式場になります。)
ヨーロッパではキリスト教が普及してくると教会で式を行うようになりました。
バージン・ロード:

元来は、教会で結婚式を行う際に通路に白いシーツを敷いたものを指します。
ウルティマオンラインにある式場(ニュジェルンパレス、ライキューム、マジンシア)は赤い絨毯そのままですね。
何故白いシーツを敷くのかについては、初夜の次の日に花嫁の処女の証の為に血のついたシーツを見せた習慣から転じたと言う説があります。
誓いの言葉:

結婚式サポートを申し込むと、キリスト教式を基本にした誓いの言葉がメールで送られてきます。
この文章の中には繰り返しGodという言葉が登場します。
ですが、ウルティマオンラインにはキリスト教は勿論、宗教や神(唯一神)の概念はありません。
これはリチャード・ギャオットが結婚式の様式として地球から持ち込んだものなのかもしれません。(困った時のギャリオット、辻褄が合わない事は大体これで誤魔化す)
指輪の交換:

結婚式に指輪を贈る習慣はとても古く、紀元前まで遡ります。(画像は古代ローマ時代の結婚指輪らしいです)
妻を金で買っていた時代の名残で、指輪を嵌めている女性は売約済みという意味合いがあったようです。
日本では古墳時代以降、明治時代の西欧化政策まで指輪、首輪、腕輪の装身具をつける習慣はありませんでした。
ヨーロッパでも新郎が指輪を嵌めるようになったのは、第二次世界大戦の頃からだそうです。
ピンクなでしこ:

UOの歴史の中でも比較的新しい風習です。
ピンク色の撫子を二つ用意すると、式当日に結婚指輪と交換してもらえます。
何故撫子なのかと言うと、撫子の花言葉が「純愛」だからでしょうか。
何故ピンク色なのかは解りません。
牧師:

結婚式サポートに申し込むとニュジェルンパレスより牧師が派遣されます。
昔はGM(赤いローブ)が牧師を務めていたようですが、現在ではカウンセラー(青いローブ)が行っているようです。
牧師という表現はつまり、プロテスタントという事になります。
OSIそしてEAはアメリカの会社ですので、プロテスタントの表現なのでしょう。
また中世のイギリスをモデルにしていたとしても、イギリスはヘンリー8世の時代からカトリックと離れてイギリス国教会となっていますので、頷ける範囲です。(単なる日本語訳の問題です、英語ではWedding Masterとなっています)
ウェディングドレス:

服装についての指示はありませんので(指輪の交換がある場合は参列者に見えるように手袋を外します)それぞれ好みのファッションで良いのですが、習慣的に白い服を着る人が多いようです。
現代社会の結婚式でもウェディングドレスは白が圧倒的に多いですね。
これはイギリスのヴィクトリア女王の結婚式で流行して以来の習慣で、それまでのヨーロッパでは特に何色が望ましいという決まりはありませんでした。
むしろ、新調したドレスは結婚式後に何度も着用する予定があるので、汚れの目立たない色のドレスが好まれていたようです。
■プレイヤーが行う習慣
ブレスシャワー:

式が終わってニュジェルン・パレスから退場する二人に向かって、参列者がライスシャワーの代わりに魔法のブレスを掛けます。
所によってアークキュアだったり、花火ワンドだったり、酷い所ではフレイムストライクが雨霰と降ります。
ライスシャワーには食べる物に困らないようにという願いが込められていて、古代ローマではビスケットを振りかけていたそうです。
ウェディングケーキ:

参列者からHappy Weddingの銘入りケーキを贈ったり、引き出物として新郎・新婦から二人の名前入りのケーキが配られたりします。
ウェディングケーキと言うと段飾りのデコレーションケーキを想像しますが、これはヴィクトリア女王の結婚式後の流行から生まれたものです。
結婚式にケーキが付き物なのは、ライスシャワーと同じく古代ローマ時代のビスケットが由来のようです。
■NPCの結婚
エスコートbrideとgroom:

エスコートクエストを数多くこなしていると、各町に花嫁と花婿がいる事に気がつくと思います。
同じ町の若者同志で結婚すればいいのに、何故彼らは見知らぬ土地で結婚をしたがるのでしょうか。
時には花嫁と花婿のエスコート先が同じ事すらあります。
何故地元で結婚式を挙げてはならないのでしょうか。
理由を少々妄想してみました。
中世ヨーロッパでは結婚式の日に悪魔よけの為にわざと教会までの道を違える風習があったそうなので、それを大掛かりに行っているのかもしれません。
もう一つは映画「ブレイブハート」で有名な初夜権から逃れる為という事も考えられます。
初夜権とは16世紀頃に廃止された制度で、地方領主が課した結婚税を払えない場合にペナルティーとして花嫁が性的奉仕をしなければならないというものでした。
花嫁も花婿も20gp程度しか所持していませんので、もし結婚税があるとしたら支払えないでしょう。
彼らは脱税する為に遠く離れた土地へ行きたがるのかもしれません。
| 固定リンク

